携帯電話がこれまでのガラケーからスマートフォンを移り変わるのに伴い、電子メールよりも手軽にメッセージを送受信することができる「LINE」というアプリがポピュラーな存在となりつつあります。

LINEの特徴はいつでも、どこでも、無料で好きなだけ通話やメールが楽しめる新しいコミュニケーションアプリとして韓国のIT企業のNAVERが2012年にプラットフォーム化したアプリです。

確かに現在では若い世代の多くは通話やメールをよりもLINEを操作している光景をよく目にします。

この日常のコミニケーションツールとして活用されているLINEを悪用される詐欺被害が増加していることをご存知でしょうか?

ではこの無料通信アプリLINEによる詐欺について詳細な内容をお伝えしていきます。

LINEの特性を悪用した巧妙な詐欺の手口

LINEのアカウントを乗っ取り

スマートフォンの数多くのアプリの中でも最も使用頻度が高いのがLINEという方は少なくないでしょう。

LINEは友人や家族などとメールよりもリアルタイムでメッセージを送ることができるアプリです。

そのため友達からメッセージが届けばすぐに返信するスタイルとなっています。

普段から仲の良い友達から「急にお金が必要になってしまったから助けて欲しい」というメッセージが届きました。

詳しい内容はわかりませんがコンビニでアマゾンギフト券を購入しギフト番号を送ってもらいたいとのことなのですぐにギフト番号を送ってしまったのです。

当然ながら不審な点も特になく疑うことはなかったのですが、後日その友達にお金のことについて聞いてみたところ「何それ?」という意外な返事が返ってきました。

そこでLINEについて聞いてみたところ友達のアカウントは他人の乗っ取られており本人によるメッセージではなかったのです。

これが今回のLINEを悪用した電子ギフトの詐欺の手口です。

友達からLINEでのメッセージに疑いをかけることはまずないでしょう。

それが盲点でもあり詐欺に目をつけられ被害が相次いでいるのです。

急増するLINEアカウントの乗っ取りによる詐欺

LINE詐欺事件

今回の詐欺事件は北海道内という地域が限定されいるものでした。

道警への相談件数は16日現在、前年比3倍増の92件に上り、このうち85件が9月以降に集中。乗っ取ったLINEを使った詐欺も発生しており、道警は「(アカウントの一部である)認証番号は絶対に他人に漏らしてはいけない」と呼び掛けている。

他人のアカウントを悪用しその友人などにコンビニなどで販売されているアマゾンギフト券などのプリペイドカードタイプの電子ギフトを購入させ現金化していたのです。

その被害は道内だけで18件起きており被害総額は90万円以上になります。

もちろんこれは氷山の一角であり実際にはさらに多いものとなるでしょう。

LINEのアカウントを他人が不正ログインすることは可能?

LINEを悪用した詐欺事件

2014年頃にもこのLINEのアカウントが乗っ取られる事件が多数発生しました。

LINEはほとんどの方がスマートフォンで使用していますがPC版もあり一つのアカウントで共有することが可能です。

PC版でログインする際に必要となる情報はスマートフォンで登録したメールアドレスとパスワードがあればログインすることができます。

当時のアカウント乗っ取りでは不正に入手した個人情報でPC版からログインし成功すればスマートフォンのアカウントに不正ログインしていました。

しかしそれから2年経過した現在ではメールアドレスとパスワードだけではログインできないよう対策が施されています。

LINEのアカウントを作成するためには携帯電話番号も必要となり1つの番号に1アカウントとなります。

現在、PC版でログインする際にはメールアドレスとパスワードを入力した後、電話番号宛に本人確認のショートメッセージが送られその数字を入力しなければログインすることはできません。

そしてLINEのアカウントは2つのスマートフォンで共有することはできず、スマートフォンを買い換える際にも本人確認があり不正ログインすることは容易ではありません。

ではどのように不正ログインをしたのかといいますと、具体的には、友人や知人になりすましたLINEやFacebookメッセンジャー、Instagramなどを通じて「携帯番号教えて。そして、ラインの確認メッセージを認証してもらえる?」といったように、電話番号を問うメッセージが届きます。

つまり乗っ取りの試みる本人にすべての必要な情報を聞き出しアカウントを乗っ取っていたのです。

しかし本人はアカウントが乗っ取られたことはわかりますが、友達にはそのアカウントを本人だと信じ引き続きメッセージを送ることになります。

そして被害に遭う運命となるのです。

友達だと思っていた犯人に騙されないためには

詐欺被害に遭わないために

自分自身のアカウントを乗っ取られないように対策することは可能です。

しかし友達のアカウントを乗っ取られないようにすることはできないでしょう。

では友達のアカウントが詐欺を行う犯人に乗っ取られてしまった際に騙されないようにするにはどのような点に警戒すれば被害を回避することができるのでしょうか?

LINEのメッセージを送ってくる友達を疑うことはないでしょう。

その友達がお金に困り助けを求めてくることも少なからずあることです。

しかしお金の頼みをLINEだけで完結することに不信感はないでしょうか?

普通、重要なことは電話や直接会って話すのが一般論です。

それをメッセージだけでコンビニの電子ギフトを送ってというのは「不審な相手」と判断することができます。

ここ数年ではアダルトサイトなどの架空請求詐欺もアマゾンギフト券などの電子ギフトが悪用されており、詐欺の温床ともなっています。

したがってこのコンビニで販売されている電子ギフトをメッセージやメールで送ること自体が詐欺の手口と考えて間違いないでしょう。

スポンサーリンク